ポジティブでいるのって難しい。
みなさん、おつかれ様です。
Lilyです。
今日は、最近の私の課題であり悩みでもある、
「ポジティブ」について。
私、昔はものすごーーーいポジティブな子供でした。
それこそ「おい、自分のことちょっと客観的に見てみ?」と言いたくなるくらい、
とにかく真っ直ぐで何があってもポジティブ!!
自分の好きなこと、やりたいこと、やってることに何の迷いもなかった。
だからこそ、切りひらけた世界や新しい出会いもあった。
それがなぜか、ある時期からポジティブでいられなくなりました。
それはある意味、大人になったということなのかもしれないけど、
あんまり、というか全然楽しいもんじゃないです。
具体的には、大きく2つの出来事があって。
1つは大学を卒業して映画を一本撮った時のこと。
2つは脚本のアシスタントをしていた時のこと。
よく考えると、その頃の私の活動は全て「自分から」ではなく「他人から」の勧めであったりお誘いであったりしていて、もちろん自分で「やります」と言ったんだけど、自分から突き動かされて始めたことではなかった。
「これ、本当は好きじゃないな」
「こういう人たち苦手だな」
「こういうの全然分からないな」
自分のやってることに違和感を感じることが多々あって。
そして、うまく割り切れず、結果的に私はちょっと疲れてしまいました。
元々「私はこういう作風(テーマ)で作ってるので…」というよりは、
「今、これ作らないと、私、死んじゃう!!!」みたいな超期間限定型。笑
その瞬間しか作れない、感じられないものを形にしたいタイプ。
それってなかなか人に言われて浮かんでくるものじゃない。
だから流れに流されて、地に足つけて歩くことができず、色んなことが無理やりで、
今の自分にはできないことを無理してやっていた。そんな感じ。
そんなとき、仲間を信じて助けてもらえばよかったのに、
協調制ゼロの私は誰にも相談できなかった。
「一旦ストップしよう」と自分で自分に言ってあげられなかった。
自分の作品なのに、好きになってあげられない。
せっかく協力してくれてる人たちに、ありがとうと心から思えない。
そんな私は最低だ。もう誰も私と作品を作ろうとは思ってくれないだろう。
自分を信用できないし、信じてあげられない。
今までやってきたことにも自信を持てず、常にポジティブで自分の好きなことだけを考えて突っ走っていた頃の自分と今の自分を比べて悲しくなってしまう…
人がポジティブでいられる条件って、人それぞれだと思うんです。
私の場合、好きなことに自信を持つこと。それが全て。
自分の好きになったものを「最高だーーー!!ひゃっほーーー!!」と声を大にして言える力。
それが私の全ての原動力であり、パワーの源なんです。
その自信も、その後のアシスタント時代にだんだんと失われていってしまいました。
世の中には自分に地位と名誉と自信があると、人の好きなものを平気でけなす人種がいます。(きっと自分ではけなしている自覚はないはず)
「なんでそんなの好きなの?全然わかんない」
「その人、この間ツイッターで炎上してたよね」
好きなものを聞かれたから答えただけなのに、次から次へと。
「私、いまさりげなく攻撃されてる??」と思うくらい。
炎上してたらなんなの??世間に認められないものは好きになっちゃいけないの??
あなたの価値観を私に押し付けないで。
価値観が違うなら、けなすんじゃなく、そっと静かにご退出願いたい。
昔の私だったらソッコー立ち上がって部屋を出て行くようなことが、
やはり仕事の場だと我慢してしまい、飲み込むしかなかった。
カラフルだった世界が、だんだんグレーになる、そんな感じ。
そして、海外行くまで頑張って続けようと思っていたアシスタントもやめました。
それはそれで「また器用貧乏か」と後悔と自責の念と罪悪感でいっぱいで。
自分の好きだったものも嫌いになってしまいそうで。
「大人として考えが甘い」といわれたらそうとしか言えない。
誰に何を言われても曲げない信念を持ってから突き進むべきだったのに、
どこかで「私の好きなものはきっとみんな受け入れてくれる。すごいって言ってくれる」って思ってたんだと思います。
でも、私の「好きなもの」には何の罪もない。
自分の世界を、自分の「好きなもの」を守れなかった私が悪い。
自分になくてはならない「好きなもの」を、自分でキチンと守れる人になりたい。
私は今、密かに目標としている人がいます。
最近とあるきっかけで知った方で、
会ったこともないし、こっちが一方的に知ってるだけだけど。
その人は、自分の夢を追いかけて、素晴らしい舞台で必要とされて、
きっと色んなことがあって努力も苦労もたくさんしたと思うんだけど、
本当に楽しそうで、キラキラしてる人で。
あんなにキラキラしてる人、久しぶりに見たってくらい。
少しだけ、目の前のグレーな世界に光が射した気がした。
「私も彼女みたいにキラキラしたい」
見てくれじゃなくて、心が活き活きするような生き方をしたい。
ポジティブになると人にも自分にも優しくできる。
ポジティブな人の周りには、自然と素敵な人が集まってくる。
私も、ポジティブで毎日がカラフルだった頃に戻りたい。
だから人に嫌われても、たとえ最後には独りぼっちになっても、
自分の力で未来を切り開いていこうと思います。
公園の整備された砂利道じゃなくて、芝生を裸足で突っ切って行く。
もしかしたらその方が近道かもしれないし。
そんなふうに、自分の道を地に足つけて歩いていきたい。
それが例え片道切符、「ONEWAY」だとしても…
なーーんて、何の役にも立たない小っ恥ずかしいブログですみません。
普通、海外行くような人ってポジティブな人が多いというか、
夢や目標がハッキリしてて、毎日キラキラ楽しい!!みたいな人が多いと思うんですが、私は全くあてはまらないタイプの人間でして。笑
でも、あてはまらない人間なりに、見つけられるものもあると思う。
それをみなさんに発信していけたらいいなと思っています!!
どうぞ長い目でお付き合いいただければ幸いでございます。
では、また次回!
Lily